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【第5回】モルック 香港代表への道!

目次

モルックとは?

モルックとはフィンランド発祥のスポーツ。
木の棒を投げて木の棒を倒し、先に50点取った方が勝ち。
ボーリングとダーツを合わせたようなスポーツ、と言われています。
激しい動きを必要としないので、子供からお年寄りまで、年齢や性別を問わず楽しめるユニバーサルスポーツです。

モルック ルールと遊び方 | モルック日本総代理店

頼れる香港チームのエースたち

前々回の記事でモルック強国に関する説明をしましたが、普及具合だけでなく、技術的にも香港はまだまだ世界の列強には敵わないなぁと感じることが多いです。

日本やフィンランドのYouTubeを見ているといつも驚かされるのですが、強豪国の選手は本当にミスをしません。

遠投も確実に決めてくるし、近距離の小技も本当に上手いです(小技系は特に日本が上手い)。

香港チームは海外の大会に遠征する度、いつも打ちのめされて帰ってくるのです。

香港のエース、16歳のAnson選手

世界大会銅メダル獲得の貢献者

しかし!

そんな香港にも、唯一世界に比する選手がいます。

それがAnsonこと梁迅皓選手です。

なんと、彼はまだ若干16歳。

しかし、既に香港モルック界のエースと言ってもよい存在です。

昨年の世界大会銅メダルも彼の活躍無しではありえませんでした。

香港のエース、Anson。フィンランド世界大会にて。

彼の武器は正確無比な遠投。

8mを超える遠投を正確に当てる姿にはいつも舌を巻きます。

シングルスの練習試合では、日本の第一人者河野靖信選手に二連勝したこともあります。

今年3月に沖縄で開催された世界最大規模のシングルス大会では見事5位に入賞しました。

私は、上手くなるコツをいつもAnsonに訊くのですが、「俺もよく分からないよ」と毎度はぐらかされてしまいます…。

Anson選手にとってのモルックの魅力は?

そんな彼にモルックの魅力を訊いたところ、強敵と試合をする際に刺激的な展開を味わえるところと、狙い通りにスキットルを倒した際の達成感、とのこと。

うん、これはよく分かります。

見事狙ったスキットルを倒した時のあのぞくぞくする感じは、やったことのある人じゃないと分からないでしょう。

今年の世界大会はポーランドで開催されますが、Ansonが狙うのは優勝、世界チャンピオンのみ。

今年の世界大会が楽しみです。

中高年の星!85歳の羅章権選手

東華三院チームに所属

また、Anson以外にも驚くべき選手がいます。

それは、羅章権選手。

羅章権選手は東華三院というチームで大会に出場し、度々上位に入賞しているのですが、何と既に85歳!

しかし大変お元気な姿で投擲を続け、チームメイトを鼓舞しています。

指導員資格も取得するほどの熱量

モルックを始めてまだ1年半も経っていませんが、モルック好きが高じて指導員資格まで取得してしまったという熱の入れよう。

昨年、上述の河野靖信選手が香港オープン参加の為に来港された際は、投擲技術や練習方法に関して河野選手を質問攻めにする姿が印象的でした。

体をぶつけあうような激しさは無いけども適度に体力を使うモルックは、我々のような高齢者にはピッタリだよ、と語る羅さん。

高齢者センターの仲間たちと練習を重ねる以外、河野選手に教えて貰った練習方法を取り入れ、奥さんの目を盗んで自宅でも練習しているそうです。

高齢者センターにて。左は羅さんの指導役、韓家恩さん。彼女もモルッカ―。

目標は、90歳になっても元気でモルックを続けること。

普及を進める側としては、若々しくそう語る羅さんの姿は、非常に頼もしく感じられました。

学生もお年寄りも第一線で戦えるのがモルック!

このように、学生やお年寄りでも第一線で戦えるのがモルックのいいところ。

ガチムチの大男が中学を卒業したばかりのAnsonにスコーンと完敗して意気消沈している姿は、大変申し訳ないですがなかなか痛快なものがあります。

是非皆さんも、一度モルックを体験してみませんか。

そして、一緒に香港代表を目指しましょう!!

基本情報


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この記事を書いた人

香港モルック協会(中国香港木棋総会)副主席

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